10年前の今日の日を。

どうしても自分の言葉で綴っておきたくて、開設しっぱなしだったブログを、今日初めて書きたいと思う。


まず、Hey!Say!JUMP結成10周年おめでとうございます。この記事は、わたしから見た10年前の今日の日を、書き残しておこうと思う。

これを見て嫌な気持ちになる人がいるかもしれない。すみません。あくまでわたしの主観でしかないので、ご了承ください。


2007年9月24日。

その日は月曜日だった。


当時中学2年生で、すでに専ら有岡担だったわたしは、Hey!Say!7がHEY!HEY!HEY!に出演するという情報だけで、テレビの前に張り付いていた。


そのときのわたしは、携帯なんて持っていなくて、リアルタイムで彼らの情報を得ていたわけではなかった。ただただ、期間限定ユニットだったHey!Say!7が、そろそろテレビに出演する最後の番組かと思って、ドキドキワクワクしながら、はやく有岡くん出ないかなぁと思って、テレビの前にいた。


その日のHEY!HEY!HEY!スペシャルで、一体いつ出るんだろうなぁと思っていた矢先だった。

急に、「本日のジャニーズJr.のコンサートで、新しいユニットが発表されました!」なんて言って、アナウンサーのお姉さんが現場から中継で繋いでいた。一体なにが起こっているのか、最初は全く分からなかった。


しかも、ただ新しいユニットができたわけではなく、そのユニットがCDデビューするということを知り、ますます意味が分からなかった。


当時、1番にデビューするのはYa-Ya-yahだと思っていた。でも、画面に映ったのは、10人の彼らだった。

真っ先に確認した自担である有岡くんの姿はちゃんとそこにあって、でもそこに有岡くんがいる理由がちゃんと理解できなかった。デビュー?Hey!Say!JUMP?なにそれ?J.J.Expressは?Ya-Ya-yahは?


頭の中は疑問だらけで、画面に映る彼らは全員知っている人だったのに、全く知らない人みたいだった。


メンバー全員の自己紹介があっさりと終わって、一旦スタジオに返され、準備ができたようなのでそれではお願いしまーすって感じで現場に返されるはずだったのに、なぜか機材トラブルかなにかで、現場の彼らは歌っているのにテレビに映らないという事件勃発で、最初っからグダグダだった。CM明けに披露し直したUMPが、わたしが初めて見たUMPだった。



10人はどんな気持ちであのステージに立っていたんだろう。何かを失う覚悟で立っていたメンバーは何人いたんだろう。


誰が1番辛かったって、もちろん本人たちもそうだったかもしれないけど、Ya-Ya-yah担だったと思う。J.J.Expressは意外とメンバーの出入りが多いグループだったけど、あのときのYa-Ya-yahは4人ですでに出来上がっていたと思う。もちろんYa-Ya-yahにも歴史があって、色々あっての4人だったけど、あのときは間違いなく4人で完成形だったと思う。


誰もがYa-Ya-yahがデビューすると思っていただろうし、それがほとんど確信に近かったとも思う。


でも、そうじゃなかった。



もちろんわたしは有岡担だったので、J.J.Expressが大好きだった。あのころのJ.J.Expressは、裕翔くんと龍太郎がいつのまにか山田くんと3人セットになっていることが増え、残りの有岡さん、いのちゃん、ゆうや、亀井くん、はっしー、ふっか、浅香くんの7人で事実上J.J.Expressだった。でも、地方に住んでいるわたしでも唯一観れていた少年倶楽部では、ふっかがいなかったり、浅香くんがいなかったり、メンバーが揃う頻度が少なくなっていたと思う。


それでもJ.J.Expressがどんな形になっても大好きで、それなのにJ.J.Expressが事実上解散になった。それを2年くらいは引きずった。



結成発表された次の日、同じクラスの知念担に「昨日のHEY!HEY!HEY!見た?」と聞くと、「見た。知念くんがデビューするから嬉しい」そう言っていた。あまり喜べない気持ちを身近な人は誰も共感してくれなかった。わたしがおかしいのかもしれないとすら思った。


あれから10年。今日で10年。長いようで早かった10年。彼らにとってはどんな10年だったんだろう。


今日はデビュー&ファーストコンサートを見た。当時の彼らに、どうしようもなく涙が溢れて仕方なくて、そして大きくなった彼らを実感してまた涙が出た。


望まれるデビューじゃなかったと、当時からファンの人は誰しも言っているけど、それはやっぱり変えられない事実で、わたしもあのときは、このメンバーでのデビューを決して望んでいなかった。


でも今、Hey!Say!JUMPは間違いなく頂上への道を確かに歩んでいて、それを見ていてとてもとても誇らしい気持ちでいっぱいになる。あの頃は「J.J.Expressじゃなきゃやだ!」なんて子供みたいに駄々をこねていたときもあったけれど、それでも今は、Hey!Say!JUMPを応援できている今が、楽しくて嬉しくて仕方がない。


H.our Timeの歌詞にもあるように、悔しくて見返したいときもたくさんあったと思う。Hey!Say!JUMPは他のジャニーズのグループと違って、デビューからファーストアルバムリリースまでに約3年もかかっている。ここ数年は1年に何枚もCDを出しているけれど、1度もCDを発売していない年もあった。Hey!Say!JUMPは昔からちょっと他のグループと比べておかしいところが多々あった。メンバーも当時は不安だったと言っているが、ファンも不安で仕方なかった。


泣きそうな顔で「俺たちから離れないで」と何度も言っていた山田くんが、「みんなには俺たちがいるよ」と誇らしげに笑うようになったのはいつからだろう。Hey!Say!JUMPのわちゃわちゃしている姿を、安心して見れるようになったのはいつからだろう。ファンにもなんとなく伝わるくらいのメンバー同士のぎこちなさが垣間見えていた彼らが、正真正銘の仲良しグループになったのはいつからだろう。


始まりは確かに望まれていないデビューだったかもしれないけど、終わりよければ全て良しという言葉があるように、彼らがアイドルを終える日が来るとして、その日にHey!Say!JUMPでいれてよかったって思ってくれたら心から嬉しいって、今はそう思える。


Hey!Say!JUMP、生まれてくれてありがとう。これからもずっと応援させてね。


結成10周年、本当におめでとう。